「何もない」から始まった夜ごはん。
夜になって、そろそろ何か食べようかなと思って冷蔵庫を開けました。
……ない。
正確には、何も入っていないわけではないんです。
調味料はあるし、使いかけのものも少しある。
でも「これを食べよう」と思えるものが、見当たらない。
こういうときって、一度冷蔵庫を閉めたあと、なぜかもう一回開けませんか。
私は開けました。
もちろん数分で中身が増えているはずもなく、二回目もほぼ同じ景色でした(笑)
【1枚目の写真】
ないなら、あるものを集めてみる
諦めて何か買いに行こうかなとも思ったけれど、もう夜だし、着替えて外へ出るのもちょっと面倒。
そこで今度は「食べたいものを探す」のをやめて、使えそうなものを探すことにしました。
卵がひとつ。
少しだけ残っていた葉もの。
ミニトマト。
パンもある。
それから、パンに挟めそうなハムも発見。
さっきまで「何もない」と思っていた冷蔵庫なのに、一つずつ取り出して並べてみると、意外とそれらしくなってきました。
人間、急に現実的になります。
豪華じゃないけど、夜ごはんになった
パンは軽く焼いて、ハムを挟む。
卵は目玉焼きにして、残っていた野菜を横に少し。
スープも凝ったものではなくて、家にあったもので簡単に。
料理と呼ぶには少し申し訳ないくらいの夜ごはんだけれど、お皿にまとめてみたら思っていたよりちゃんとして見えました。
【2枚目の写真】
さっきまで冷蔵庫の前で、
「今日、本当に何食べよう……」
って固まっていたのに。
完成したお皿を見た瞬間だけは、ちょっと得意げです。
よし、できた。
選択肢が少ないからこその出会い
食べてみると、これが普通においしい。
特別な料理ではないし、誰かにおすすめするようなレシピでもありません。
でも、夜の静かな部屋で温かいスープを飲んで、焼いたパンを食べていると、それだけでちゃんと一日が終わっていく感じがしました。
冷蔵庫に何もないと思った夜。
正しくは、私が最初に見つけられていなかっただけだったのかもしれません。
少し残ったものを集めたら、それなりに一食になった。
こういう小さな「出会い」は、なんだかちょっと嬉しい。
とはいえ明日はちゃんと買い物に行こう。
AI-Ri