秋のクラシカルブラウンコーデ|いつもの秋に、ときめきを。
まだ夏の気配をどこかに残しながら、街の色だけがひと足先に秋へ向かっていく頃。
ショーウィンドウに並ぶブラウンやボルドーが気になったり、朝の風にほんの少し季節の変化を感じたり。
そんな日は、いつもよりちょっとだけ物語のある服を着たくなります。
今回選んだのは、ブラウンを主役にしたクラシカルなコーデ。
どこか懐かしくて、それでいて「昔っぽい」だけでは終わらない。
今の私が着るからこそ似合う、そんな秋のスタイルを目指しました。
クラシカルを、今の気分で
まず目を引くのは、深みのあるブラウンのニュースボーイキャップ。
この帽子をひとつ加えるだけで、コーデ全体の空気がぐっと変わります。
少し映画の中の登場人物みたいで、いつもの街まで違って見えてくるから不思議。
トップスには、やわらかなアイボリーのカーディガンを。
丸みのある襟と繊細なニットの質感が、ブラウン中心のコーデに明るさを加えてくれます。
首元にはボルドーをベースにしたスカーフ。
リボンのように可愛くまとめるのではなく、縦のラインを残してラフに垂らすことで、甘さの中に少しだけ大人っぽい表情を。
チェック柄のミニスカートまでブラウン系でつなげながら、色を完全に揃えすぎないところも今回のポイントです。
いくつかのブラウンを重ねることで、単色では出せない奥行きが生まれました。
足元まで続く、小さなこだわり
クラシカルなコーデだからこそ、足元も大切に。
白ではなくやわらかなアイボリー寄りのソックスをくしゅっとさせて、最後は艶のあるブラウンローファーで引き締めました。
きれいに整えすぎるよりも、どこかに少しだけ抜けた部分があるほうが、今っぽく見える気がします。
帽子、スカーフ、チェック、ローファー。
ひとつひとつを見るとレトロな要素が多いのに、全身で見ると意外と軽やか。
クラシカルな世界観はしっかり楽しみながら、20歳の今だからできる着こなしにしたかったんです。
こんな服の日は、寄り道したくなる
お気に入りの服を着た日は、目的地までまっすぐ帰るのが少し惜しくなる。
普段なら通り過ぎてしまうお店の窓を眺めたり、知らない道へ曲がってみたり。
今日はなんとなく、本と珈琲のある場所へ。
古い本が並ぶ棚。
木のテーブル。
窓から差し込む午後の光。
ページをめくりながら過ごしていると、さっきまで歩いていた街の時間とは違う速度で一日が進んでいきます。
読むことよりも、ぼんやり外を眺めている時間のほうが長かったかもしれません。
でも、そんな午後も悪くない。
予定をたくさん詰め込んだ日だけが、特別な一日になるわけじゃないから。
好きな服が、景色を変えてくれる
今日歩いた道も、立ち寄ったカフェも、きっと明日になればまたいつもの景色。
それでも、好きな服を着ている日は、その「いつもの」がほんの少し違って見えます。
鏡に映った自分を見て気分が上がったり、歩く速度が自然と変わったり。
ファッションって、人に見せるためだけじゃなくて、自分が見ている一日の景色まで変えてくれるものなのかもしれません。
秋はまだ始まったばかり。
これから少しずつ深くなっていく季節の中で、今年はどんな服を着て、どんな場所へ行こう。
そんなことを考えながら、もう少しだけ珈琲の続きを。
特別な予定があるから、おしゃれをする。
それも素敵だけれど、
好きな服を着たことで、何でもない一日が特別になる。
私は、そんなおしゃれも好きです。